人気ブログランキング | 話題のタグを見る

潮干狩り(鳴瀬)。

大阪在住の頃、潮干狩りに行くことなど全く無かったのだが、昨年に続き、生まれて2度目
の潮干狩りに挑戦することとなった。

うちの職員組合の恒例行事で、東松島市(旧鳴瀬町)における潮干狩りが、毎年春に開か
れるのだが、仙台時代は、子供も小さく鳴瀬に縁も無かったので、全く行く気が無かった。
しかし、昨年、せっかく石巻勤務で、鳴瀬にも馴染みがあり、かつ子供も3歳になっていた
ので行ってみたところ、そこそこ面白かったので、今年も行くことにしたのだ。

通常、大人1,000円、子供500円となっているが、組合の行事としての参加の場合は
大人500円、子供200円となる。しかも、おみやげのアサリが1世帯あたり1キロくらい
(未確認)つく上、人数分のお弁当がつくというからありがたい。
おみやげがつくため、私のようなビギナーでも「とれなくてもまぁいいか…」と開き直れる点が
非常にありがたい。

潮干狩り(鳴瀬)。_c0056824_22104950.jpg

場所は東松島市波波津浜。
例年は東名浜というもっと広い場所で行われていたが、例のサキグロツメタガイの被害で
アサリが壊滅したため、昨年から、この波波津浜という宮戸の先端部の浜で開催されて
いるのだ。

幸い天気は穏やかに晴れた。風はやや強いが、温かい風なので特に寒くはない(昨年は
強風でかつ寒かったので散々だった)。
ただ、お天気が良かった上、潮も干潮12時55分と都合の良い時間帯だったので、昨年に
比べると異様に車が多かった。
おかげで駐車場から浜まで、歩いて10分近くかかった(ともたん連れだったので仕方が
無いのだが)。

しかし…
浜に出て、熊手で獲物を狙おうとした瞬間、ともたんは言った。
「お砂場の砂じゃない…」
確かに、磯臭いというより泥臭い浜で、どろどろの砂を引っ掻くのは彼の趣味にあわなかった
のだろう。
潮干狩り(鳴瀬)。_c0056824_22114122.jpg

結局「おとうさんだけが潮干狩り」をして、ともたんとなっちゃんは、戦場から後方に退き
砂地のところで砂遊びをすることになった。

なんてこった。
ともたんに経験させたくってわざわざ潮干狩りに1時間もかけて連れて来たのに…
と思いもしたが、楽しそうに母子で遊んでいるのを見て思い直す。狙いとは違ったが、楽し
いことは良いことだと。

…とはいえ、このような状況なので、あまり真面目にアサリを採ろうという気力も湧かない。
で、あまり小さなアサリをとっても、仕方ないと思い、ほとんど収穫は無かった。
どうせ、お土産のアサリも貰えるのだし、ともたんに潮干狩りに対する関心がいまいちな
今回、ほどほどに切り上げることにした。
潮干狩り(鳴瀬)。_c0056824_221213100.jpg

そこで、組合手配のお弁当を食べてから、ちょっとだけ(名残惜しかったので)海水をくみ
がてら、おとうさんだけ、もう一度浜に出た。
すると、この春まで同じ職場にいて、古川に転勤になったヒトと出くわした。確かに組合の
行事だから、同業者(?)はたくさんいるのだが。
このヒトは釣り等にくわしく、潮干狩りにも強い。
「ヒトのいないところに行かなきゃだめなんだよなぁ」と言われてしまった。

とはいえ、今回はもう撤収するつもりだったので、海水を汲むため、沖の方で、バケツに
汲み始めた。近くにはあまりヒトがいなかった。
「ヒトのいないところに行かなきゃだめなんだよなぁ」…との話が頭をよぎり、試しに、近くを
掘って見た。すると、大粒のアサリがごろごろいた。
…思わず必死になって掘り、アサリを次々にゲットしたのだが、なっちゃんたちにはすぐ戻る
と言って離れた上、彼らから死角になるエリアだったので、深追いはしないことにした。
潮干狩り(鳴瀬)。_c0056824_22124874.jpg

というわけで、収穫はささやかなものだったが、それなりに満足できた。
(通常料金を払っていれば、これでは到底許されない量だが)。

潮干狩り(鳴瀬)。_c0056824_22133199.jpg

…で、ともたん的には、砂浜に行って見たかったようなので、帰途にある「野蒜海水浴場」
に立ち寄ることにした。海水浴シーズンでなく、かつ穏やかな晴天で、人口密度も低いと
いう理想的な環境のもと、家族三人のんびりと、美しい砂浜で砂遊びをして戯れたのでした。
ちなみに、東松島市消防団の人たちが、砂浜を巡回していたほか、自衛隊(?)のヘリも
パトロールしていました。
けど、なんとものどかな午後でした。GW初日としては、まずは成功かな。
by ukkykazutyan | 2005-04-29 22:32 | 哀愁のお父さん(奮闘編)
<< 砂抜きとボンゴレ。 バルコニー(ハトとの闘い)。 >>